ラグビー普及育成が生涯のミッション!
そして大人から子供までラクビーできる環境を作りたい!
が 私の夢
あきる野ラグビースクール校長 清水佳忠さんに 東京駅大丸にてインタビューをさせていただきました。
ラグビーとの出会いは、友達が受験する高校に付き合いで一緒に見にいった時、ラグビー部の監督の目に留まりスカウト、教官室でケーキを食べさせてもらい(笑)
翌日以降、毎日監督からのラブコールに折れ、自分の進路を変更し、神奈川県のラグビー強豪高校に入学をしたのがきっかけ。
3年生の時 花園でベスト8、大学は関東学院、そしてNTTへと進んだラグビー漬けの人生です。
その後は 広島と大阪の転勤も重なり仕事漬け。
40歳で東京に戻り、その後は他ラグビースクールでコーチの研鑽をしてから、あきる野ラグビースクールの立ち上げに至ります。
土曜日は SAQトレーニング(スピード、アジリティ、クイックネス)子供達の基礎体力を向上させるトレーニングスクール「あきる野清水塾」。
日曜日は あきる野ラグビースクールをやっています。
最近騒がれているスポーツ競技団体の現状について 親方日の丸的な大きな協会は下の人は一生懸命だけれども、上の人が考えを変えなければ何も生まれないのではないかと語ります。
ラグビーの現場では コーチたちは意識が高いですよ。勉強をしている方が多い。
そして子供達の意識も高いと感じています。
高校時代の監督は、今考えても偉大な方で学ぶ事が多かったけれど「一方的ではありましたね」。
でも、今にはマッチしませんが、あの時代には合っていたのだと思います。
今、ラグビーの指導においては「キーファクター」を用いてコーチングしています。
練習の目的を選手に伝えてから練習に入るという方法で、これはラグビー界全体での一貫指導になっています。
とはいっても、そういう指導を実際に受けた事がない人が多く、昔受けた方法をそのままやっている人が多いのも事実。
やはり子供を教育する時は特に、目的を告げて練習する方法が良いと思います。
清水さんのラグビースクールは規模的に大きなチームでない分、一貫性のある指導、勝利至上主義ではない指導をしているそうです。
例えば 練習まえに選手(子供)と保護者を集め、「この練習では何が大切だと思う?」それを紙に書かせて、それじゃ そこを意識してやろう!
練習中にも 子供達にこの練習のポイントは? 言える子も言えない子もいるので「覚えておいてね」と伝えた上で、練習中に「この練習のポイントはなんだったっけ?」という質問を繰り返すことで目標を明確にし、主体性を育てているとの事でした。
子供を預かるクラブとしては 保護者との関係も欠かせない事で重要な要素だという事です。
清水さんは、保護者に対し、ラグビーの指導については「コーチに任せてほしい」「試合後、プレーについて怒らないでほしい」「頑張っていたね」と伝えてほしいと語ります。
コーチと親の指導の方向が違ってくると、間に入る子供たちがかわいそうだから。
できれば年度内にNPO法人を立ち上げ 夢を実現していきたいと力強く話してくれました。
今後の夢はラグビー普及はもちろんですが、大人からから子供までが一緒にできるタグラグビー「タグヒロバ」も作っていきたいと考えています。
また、ラグビーだけでなく 管理栄養士の研修や スポーツコミュニケーションの研修等を情報として発信できる団体になっていきたい。
NPO法人を立ち上げるということは、セカンドキャリアの構築でもあり、子供たちの未来を輝かせるためラグビー普及育成はもとより、様々なスポーツで人と人の心を繋げ、多様化するライフスタイル等に対応した地域スポーツの環境整備を図り、地域スポーツ振興と地域活性化の両面から取り組んでいき、生涯スポーツを推進していきたい。
もちろん日本スポーツコーチング協会も協力していこうと思っています。
最後に他の指導者に伝えたい事としては「パッション」情熱を持っていなければ 何も進まないと語ってくれました。
「パッション」、多くのスポーツ指導者から聞こえてくる言葉です。
清水さんのパッションは、会社(NTTコムソリューションズ)内の冊子でその活動が紹介され会社規模と同じ 各国から賛同、励ましの声が集まっているそうです。
今後、 パッションを持って 夢の実現をしていく、清水さんの活躍を期待しています。
インタビュー:詫摩浩一
スポーツ指導者インタビューマガジン 登録ご希望の方
申し込み→ https://17auto.biz/takumaoru/touroku/entryform3.htm
バックナンバー
1:佐々木寿明さん (千種ジュニアバレボールクラブ)https://sportscoaching529879601.wordpress.com/2018/08/15/「真似るは学ぶ」指導者インタビュー%E3%80%80no-1/