「真似るは学ぶ」指導者インタビュー NO.3

選手が考える力を持てば コーチはいらない 究極の理想

都立高校女子テニス部コーチ 大津のぶあきさんに 午前中の練習を見せてもらい昼食後インタビューをさせてもらいました。インタビューには 女子テニス部顧問の佐藤先生、3年生部員4人が参加してくれました。

11時から12時半まで見学させてもらいましたが 立っているだけで汗だく。テニス部の皆さんに「暑さは大丈夫ですか?」と気を遣わせてしまいました(笑) こんな時は着替えが必要ですね💦

大津コーチがリスペクトしているのは 亜細亜大学 テニス部 堀内監督。視点が多く、選手に考えさせるのが特徴。サーブの教え方、練習スケジュールを立てさせる等真似をしていることが多いそうです。

生徒の皆さんも堀内監督を知っているようで その指導方法について 実際にサーブを打たせ お互いにフィードバックさせたり、実際のコートの幅や長さを確認する等 練習の理由や意味、根拠を示してから練習に入るので理解が深まったと言っていました。

選手が思っているよりもテニスコートの幅は狭いらしい。P1040709

大津コーチも 選手がいろんな視点から見れるように、個人により視覚・聴覚 など優位感覚 を理解した上 個人により教え方を変えているそうです。

 

 

3年生の皆さんは 大津コーチの指導法とそれぞれの中学校の部活とのギャップについて こんな風に話してくれました。

P1040736🎾中学では「怒られる」「否定される」が多くて、指導というより常に怒られている感じが強かったけれど、大津コーチは自分が理解しやすい方法で説明してくれるので成長が出来た実感があります。

🎾練習で出来ない事があった時、大津コーチに相談しに行くと同じ事を違う方法で教えてくれる事が嬉しかった。 中学の先生はテニス未経験で技術は教えてくれませんでした

3年生の皆さんも 他の学校と違うところとして「自分たちで考える事」として、「練習メニューの決定」「ミス・上手くいった事の分析」「動画を撮ってお互いにフィードバック」しあっている事をあげてくれました

🎾私は言葉で説明されるより、感覚でやるのが得意なので 私に合わせて実際に打って見せてくれるので腑に落ちます。 中学の練習は怖いだけ 理屈がわかるようなったのは高校に入ってからです。

🎾中学の時の顧問の先生は「部活を頑張る」という感じで怖いが優先。大津コーチになってから技術について考えるようになりました。

この他に 視野を広げてもらった、ネガティブ→ポジティブへの切り替え、ミスを繰り返さないようにメンタルを切り替えてもらったという話をしてくれました。

大津コーチは コーチングのスキルを学んでいて

練習中にミスが続いて落ち込む選手には「もっといいとこあったよね?」 といって気づかせてあげる できている事がたくさんあるという事に意識を動かす等 問いかけて考えさせる事を意識しているそうです。

これは、コートチェンジの1分間でもできると思う 大津コーチは語ります。

指導して4年が経ちうまくいった事としては お互いにコーチングができるようになってきていることですね。

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練習メニューについては顧問の佐藤先生に説明するのですが、最初の頃はツッコミどころ満載でズタズタでしたと笑って話してくれました。

今では、ダブルスのペアでお互いに戦術や体調などを確認するような 質問もできるようになったそうです。

大津コーチは、練習メニューも慣れてくると雑になると3年生が話してくれた事を受け、今後タイミングをはかり部員同士で言いたい事を本音で話し合う時間を作って行きたい。    仲間同士だから言える「場」を作って行きたいと話してくれました。

顧問の佐藤先生に、大津コーチが来て変わった事を聞いて見ました。

佐藤先生が関わっていない頃のテニス部は、サークルテニスという感じで 練習も「飽きたら交代ね」 みたいな状況だったそうです。 そんな中、ある生徒から「試合で勝ちたい」と言われたのがきっかけになり、自分自身もテニスをやっていた事もあり、顧問を引き受けたそうです。 外部コーチを呼ぶのは 生徒の本気度を確認できた後のなるのですが、大津コーP1040726チがきてから、生徒の向上心ははるかに上がったと感じました。 特に生徒が主体的に考え始めた時から大きな成長を感じました。

そして 外部コーチとの連携がうまくいった要因として「顧問の仕事」「コーチの仕事」の役割分担をお互いに尊重した事だ教えてくれました。

 

最後にスポーツ指導者の方に伝えたいことは?という問いに対して

大津コーチは、選手に「主体的に考えさせる」為には 我慢が必要だと言う事。 言ってやらせた方が楽で早い でも、それでは選手は成長はしない。

選手の潜在能力を引き出す方法は 問いかけです「問いかけましょう」と話してくれました。

このことは、これからの研修にも取り入れて 指導者の皆さんにお話をしていこうと思います。

佐藤先生、大津コーチ、テニス部の皆さんのこれからの活躍を期待しています

インタビュー:詫摩浩一