スポーツキャスターの小林信也さんとゆっくり話すことができました
日本スポーツコーチング協会の活動を見てもらう為に9月からお願いをしていて、ようやく実現しました(仲間が講師を務める義務研修に時間を合わせきてくれたのです)
お話をして、小林さんはスポーツ界を変えようという意志を強く持っている方だという事が伝わってきました
もちろん スポーツにとって「勝つ」ことは大事な要素です。しかし、目標とすべきことは 「勝つことだけではない
もっと他に目標があってもいい 「勝つ」ことだけに固執する現代のスポーツに大きな疑問を持っているということでした。
僕たちも同じです。 もちろん、スポーツにとって勝ち負けは大事なことではあるけれど 金メダルを取れる人は 1人 これは結果です。結果はコントロールをする事ができません。
それ以外の人は 金メダルを手に入れることはできないのです。金メダルを取れないのであれば それ以外に何を目標にすればいいのか?
僕たちは それを 「ゴールに向かうプロセスで ゴール達成以外に手に入れたベネフィット」と表現します。
皆さんもそうだと思いますが 昔スポーツをしていて 優勝はできなかったかもしれないけれど 何かしら手に入れたものはありませんでしたか?
それは「友情」かもしれません、「決断力」や「コミュニケーション能力」かもしれません
もっというと「楽しむ」という事かもしれません。
だとすると これは逆説的に スポーツをする目的、目標のヒントにならないでしょうか?
「ゴール(金メダル)に向かうプロセスで ゴール達成以外に手に入れたベネフィット」として考えられた事を そのままスポーツの「目的」「目標」にしてもいいのではないでしょうか?
小林さんと この点を共有する事ができました。
今、指導者の指導方法が大きく変わろうとしてる「時代の分かれ目」です。
これからも多くのスポーツ指導者と情報交換をしながら
「スポーツコミュニケーション」の考え方を広げていきたいと思っています。