withコロナ そう言われています
なんだか、世の中が少しづつ変わって来ているのを感じますね
そんな時 250万年前に立ち戻って考えてみるのもいいですね
京都大学に山極壽一先生(総長)という方がいます

この方は、霊長類学、特にゴリラの研究で有名で、とてもユニークな方です
お会いした事はないのですが、とても興味深い本を幾つも出しています
コロナの影響で、僕の身の回りで変わって来たことに
「オンライン化」「リモート化」というものがあります
便利な事がある反面 少し不便な事があることも確かです
「オンライン」は、
「家で仕事ができる」
「遠くの方をゲストにも呼べる」
「会議室や交通費などの経費が安くなる」
これはよく考えると メリットですね
ただ、人間の関係性を築いていくには、少し課題も抱えています
人間は まだ動物だった頃、体を寄せ合い、接触することで共鳴、共感、して信頼関係をを作って来たと教えてくれました
それが、コロナの影響もあり、インターネットで脳をつなぎ合わせて暮らし始めています
元々僕たちは 言葉は持っていませんでした。その生活は、言葉を持たないゴリラたちと同じだったらしいのです

彼らは、常に行動を共にし、接触し共鳴、共感により信頼関係を作っています
これは、今の人間も同じで、過去に一緒にご飯を食べた、苦労を共にした経験、そういう身体の記憶でつなぎ合わされている人に生まれる関係で
これは 一度も会った事がないのに言葉だけ、あるいはインターネットだけで会話をした間柄では、絶対にできないものなのだそうです
ラグビー日本代表が 厳しい合宿生活を通し「ONE TEAM」になったというのも、大昔のDNAを考えるとうなずけます
人は、進化の段階で「離れ合う」という事も 社会を作り出すための方法の一つとして備えました
人間は、言葉を手に入れますが それは後のことで、当時、大事なのは接触し共鳴、共感する事どということです
なるほど「メラビアンの法則」で 人に伝わる割合は 表情・態度・仕草が55%、声のトーン・ボリュームが38%、言葉が7% であるという事もうなずけますね
言葉は伝わらないので 「ダンス」「音楽」が生まれたと考えられています
「音楽」「ダンス」は、音の組み合わせで「意味を作る」のではなく「気持ちを伝える」コミュニケーションとして存在していたんですね
コロナ禍のなか、人が接触できなくなった時 多くのミュージシャンが 音楽を配信してくれたことにより、勇気をもらえた事も ここにに繋がるんですね
対面して相手の感じている事を読み、共同作業によって、身体をつなぎあわせて生きてきた私たちは今、インターネットで脳をつなぎ合わせて暮らし始めています
これから「オンライン」「リモート」を多用する時代になるかもしれません
コロナは 大きく時代を変え 習慣を変えるのかもしれません
これには抗えないのですが
共感能力や信頼関係の質の低下を起こる事もあるかもしれないという事や、ダンスや音楽というのは人と人の間を共鳴させる一番いい装置だというような事も、知っておいた方が良い事かもしれませんね
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